• 大隅基礎科学創成財団 市民講座

     

    「地球上の生命の多様性を支える仕組み」

     

     

    地球上には百数十万にも及ぶ生物種が生存しています。それらは互いに関係し合いながらうまく適応しています。今回はその多様な生き様について、それぞれユニークな系で研究を進めている二人の研究者に紹介していただき、まだまだ我々の理解の及ばない生命の不思議について考える機会にしたいと思います。

     

    開催日時

     

    2021年8月28日(土)15:00〜17:00

    会場:webinar開催

    (URLはイベント参加お申込み後にお知らせいたします。)

    参加費:無料

    途中参加・退出OK

     

    主催:大隅基礎科学創成財団
    共催(企画・宣伝):アカデミスト株式会社

     

  • タイムスケジュール

    15:00-15:05 開会のあいさつ

    大隅基礎科学創成財団 評議員 木村宏(司会)

     

    15:05-15:15 大隅基礎科学創成財団のめざすもの

    大隅基礎科学創成財団 理事長 大隅良典

     

    15:15-15:55 講演1「クマムシはどうやって極限環境に耐えるのか?」

    東京大学 理学系研究科 准教授 國枝武和

     

    15:55-16:05 質疑応答

     

    16:05-16:45 講演2「シロアリはなぜ木だけを食べて生きられるのか?」

    東京工業大学 生命理工学院 教授 本郷裕一

     

    16:45-16:55 質疑応答

     

    16:55-17:00 閉会のあいさつ

    大隅基礎科学創成財団 理事 大谷清

  • 講演内容

    名前をクリックすると、各研究者の紹介ページに遷移します

    15:15-15:55

    クマムシはどうやって極限環境に耐えるのか?

    講演者:國枝武和

    東京大学 理学系研究科 准教授

    【講演概要】

    クマムシ類は地球上で最も極限的な環境ストレスに耐える動物の1つと言われます。最近の研究からこの特殊な能力を身につけるために、クマムシは進化の過程で独自の耐性分子・戦略を編み出してきたことが分かってきました。クマムシはどうして極限環境に耐えられるのか、最新の研究成果が照らし出すメカニズムについて紹介します。

    【略歴】

    1998年東京大学大学院薬学系研究科修了、博士(薬学)。スイス・バーゼル大学研究員、東京大学理学系研究科研究員を経て、2007年より東京大学理学系研究科助教、2018年より同准教授(現職)

    16:05-16:45

    シロアリはなぜ木だけを食べて生きられるのか?

    講演者:本郷裕一

    東京工業大学 生命理工学院 教授

    【講演概要】

    シロアリは木材の大害虫ですが、消化を担うのは腸内共生微生物です。しかし培養困難なため、詳細は不明でした。私達は、1細胞からゲノムを解読する先端技術などを駆使して、共生微生物の機能解明に迫っています。本講演では、シロアリ−原生生物−細菌による「マトリョーシカ人形」のような巧みな共生機構を紹介します。

    【略歴】

    2000年東京大学大学院理学系研究科修了、博士(理学)。JST(科学技術振興機構)研究員、理化学研究所研究員を経て、2009年より東京工業大学生命理工学研究科准教授、2014年より同教授(現職)